ソフト「俊敏開発」の技術者を共同育成 NTTデータと楽天
NTTデータと楽天は2日、共同でソフト開発者を育てると発表した。ビジネスに必要なソフトを素早く作る「アジャイル(俊敏な)」と呼ぶ開発手法の責任者を育てる。人材育成を効率化しつつソフト開発の優位性を高めることが狙い。
12月から1回2日間の研修を開始する。研修プログラムは両社のこれまでのアジャイル開発のノウハウを持ち寄って実践的内容にする。
両社で2013年3月までに30人ずつ、来年度に90人ずつ育てる。NTTデータは4万1千人、楽天は1200人の技術者を抱える。
アジャイル開発はソフト全体を一気に作る従来手法と異なり、重要な機能から1週間から1カ月程度で完成させ、この繰り返しで全体を作り上げる。2000年代前半に米国で提唱され、日本でも徐々に採用が進んでいる。