竹島訪問、韓国大統領「慰安婦問題で決心」
【ソウル=島谷英明】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は13日、10日に竹島(韓国名・独島=トクト)を訪問した理由について、日本が昨年末の京都での首脳会談で従軍慰安婦問題解決に消極的な態度を見せたため「行動で見せる必要を感じた」と述べた。13日の国会議長らとの午さん会での発言を青瓦台(大統領府)が発表した。
強く反発している日本の反応は「予想していたことだ」と述べた。「国際社会での日本の影響力は以前と同じではない」との認識も示した。
青瓦台によれば、政府が実施した世論調査で竹島訪問は84.7%が支持しているという。李大統領は「独島訪問は3年前から準備し昨年も行こうとしたが、天気の問題で行けなかった」と説明。今回は週末に1泊しようとしたが、天候の制約で日帰りにしたとも明らかにした。