経団連会長、原発再稼働「地元は考えて」
経団連の米倉弘昌会長は22日の記者会見で、関西や九州など電力5社が来春以降に電気料金を引き上げる見通しであることに関して「産業界にとって円高の中での料金引き上げは非常につらい。自治体の方々には原発の再稼働を考えてほしい」と語った。料金の抑制につながる原発の再稼働を巡り地元自治体の同意が欠かせなくなっている現状を踏まえた発言だ。
野田佳彦首相が示した「近いうち」の衆院解散で、与野党が対立している点については「首相が丁寧に(考え方を)説明し、野党側も『何月何日』に固執せず大人の対応をしてほしい」と歩み寄りを求めた。