林農相、TPP「議論深める」 戸別補償見直しは14年
林芳正農相は27日の記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加について「情報を取り中身のある実態に基づく議論をしていく」と述べた。そのうえで「いつまでにというスケジュールは予断を持たずにやっていく」と強調。与党内にTPPへの慎重論が根強いことを踏まえ、配慮する姿勢を示した。
民主党政権が導入した農家への戸別所得補償制度は名称を含めて見直す考えを改めて表明した。ただ「農業者はいまの制度を前提に(来年度の)準備をしている」として、来年中に新たな制度設計を詰めたうえで2014年度から実施する考えを明らかにした。