子宮頸がんワクチン、副作用不安消えず 勧奨中止1年
子宮頸(けい)がんワクチンの接種後、慢性的な痛みなどが生じる副作用が相次ぎ報告されている問題で、厚生労働省が接種を積極的に勧めるのを一時的に中止してから1年が過ぎた。同省の専門家会議は痛みを「心身の反応」とする見解を示したが、副作用被害への懸念は解消されておらず、再開への道筋は立っていない。
埼玉県に住む女性(54)は「今もワクチンの副作用で苦しむ人が大勢いるのに、治療法や原因を解明せずに再開を...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り677文字