原発再稼働判断「早く役割決めないと」 経団連会長
経団連の米倉弘昌会長は4日の名古屋市内での記者会見で、原発の再稼働を誰が決めるのか責任の所在がはっきりしない現状について「誰かが判断しないといけない。早く役割と責任を決めないと、今のままではうまくいかない」と批判した。原子力規制委員会は政府か電力会社が再稼働を判断すべきだとする一方、政府は判断に直接関与しない方針を示し、責任を押しつけ合う構図が続いている。
米倉会長が野田第3次改造内閣に早期の衆院解散を求めたことに関しては「首相への応援のつもりで言った」と説明。「重要課題の解決のための与野党間の信頼関係が欠けている。(早期解散を約束した)民主、自民、公明の3党合意を貫かないといけない」と語った。