ソニーモバイル、世界で1000人削減
本社機能を東京に移管
ソニーは23日、子会社のソニーモバイルコミュニケーションズが2012年度から13年度にかけて、全世界で約15%にあたる1000人程度を削減すると発表した。同時にソニーモバイルの本社機能と他の一部の機能を10月にスウェーデンのルンドから東京に移管することも明らかにした。事業体制の変更と人員削減により、市場への迅速な商品導入や業務の効率化、コスト削減を目指す。
ルンドから東京への機能移管に伴い、ルンドで働く正社員のうち約650人を削減。さらにスウェーデン国内で働く派遣社員約350人を削減し、合計で約1000人とする。ルンドは今後も開発拠点として残す。
ソニーは経営の効率化などを目指し、全世界で12年度に約1万人を削減する計画を4月に発表しており、今回の削減分はこの計画に含まれるという。
ソニーは12年度の連結業績に与える影響について「現在精査中だが、軽微と見込んでいる」とする。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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