熱電供給、停電時も運転 ホンダ・東京ガスなど
ホンダと東京ガスなどガス関連6社は25日、家庭用コージェネレーション(熱電併給)システムで停電時でも運転できる新型を開発したと発表した。ホンダが手動で起動できる基幹部品を供給。東ガスなどがコージェネに仕上げて11月以降にそれぞれ発売する。価格は東ガスの場合で106万9950円。電力会社の電力に頼らない分散型電源の需要を開拓する。
ホンダ、東ガスのほか大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、ノーリツ、長府製作所の計7社が共同開発した。既存コージェネ「エコウィル」を改良。停電時に運転が止まっても、レバーを引けばガスエンジンが始動するようにした。停電時の出力は最大980ワット。テレビやノートパソコン、扇風機、発光ダイオード(LED)照明などの電力を賄えるほか、廃熱で湯も作る。
東ガスと大ガスは11月7日、東邦ガスと西部ガスは11月21日の発売を予定する。