原油やLNGの輸入先分散 アフリカ・ロシア産急増
価格引き下げ狙う
エネルギーの調達先を分散する動きが加速している。今年に入り液化天然ガス(LNG)はアフリカ産が倍増し、原油はアフリカやロシア産が増えた。原子力発電所の停止で火力発電向け需要が急増し、日本の燃料価格は軒並み上昇。輸入先を広げ、資源国との交渉力を高めて価格を引き下げる狙いがある。
JX日鉱日石エネルギーは今年4月からナイジェリア産LNGの輸入を始めた。丸紅など大手商社もアフリカ産LNGの輸入を増やし...
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