高価な乳がん治療薬、効き目事前診断 京大と東レ
京都大学と東レは、高価な乳がん治療薬として知られる「トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)」が効くかどうかを投与前に診断できる技術を開発した。現段階では8割の確率で判別できた。あらかじめ薬が効きにくいと分かれば、ほかの抗がん剤を選択でき、患者に合わせて最適な治療法を選ぶ「個の医療」実現につながる。
まず、来年度をめどにがん研究用として実用化し、将来は治療方針を決める診断技術として使えるようにする。...
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