65歳以上の高齢者、3000万人超す 「団塊」到達で
総務省推計
総務省が「敬老の日」に合わせてまとめた15日時点の推計人口によると、65歳以上の高齢者人口は3074万人で過去最多だった。1947~49年生まれの「団塊の世代」のうち、47年生まれが65歳に達しはじめたことで前年比102万人の大幅増となった。0~64歳の人口は前年に比べ128万人減り、高齢化が一層進んだ。
日本の総人口(1億2753万人)に占める高齢者の割合も24.1%(前年比0.8ポイント増)と過去最高を更新した。高齢者の人口と総人口に占める割合は比較可能なデータのある50年以降、増加を続けている。
男女別では65歳以上の男性が1315万人、女性は1759万人。75歳以上の人口は1517万人で、初めて1500万人を超えた。85歳以上も430万人に達した。
高齢者の単身世帯の割合も増えている。2010年の国勢調査では65歳以上の高齢者の単身世帯数は高齢者全体の16.4%に達し、95年の国勢調査での12.1%から4.3ポイント増加した。