東電、炉心溶融を当初から想定 公開映像で判明
東京電力は6日、昨年3月の福島第1原子力発電所事故直後から記録した社内テレビ会議の映像の一部を報道関係者に公開した。同月14日夕の映像では、東電本店にいた武藤栄元副社長が2号機について「2時間でメルト(溶融)、2時間で原子炉圧力容器の損傷の可能性あり。いいですね」と第1原発の吉田昌郎前所長に確認。東電が当初から炉心溶融を想定していたことが明らかになった。
公開映像は約150時間。東電は、約1時間...
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