入院のクリントン米国務長官、容体順調 頭部に血栓
【ワシントン=中山真】米国務省は31日、ニューヨークの病院に入院したクリントン国務長官の頭部に血栓が見つかったことを明らかにした。脳卒中や神経への影響は起きていないとも説明し、医療チームが血栓を除去するための血液抗凝固剤を使って治療を続けているという。国務長官の容体は順調な経過をたどっており「完全に回復することを確信している」とする担当医師の声明を公表した。
同医師の説明によると、血栓は30日に実施した通常の磁気共鳴画像装置(MRI)を使った検査で判明。右耳の後あたりの脳と頭蓋骨の間を通っている静脈で見つかったという。