南北スーダン、石油交渉で合意
【ナイロビ=共同】エチオピアからの報道によると、南アフリカのムベキ元大統領は4日、アディスアベバで記者団に、南スーダンの石油収益の配分交渉で同国とスーダンが合意に達したと述べた。ムベキ氏は南北スーダン問題でアフリカ連合(AU)の調停役を務めている。
ムベキ氏は両国が今後、南スーダンの石油輸出の再開時期を話し合うと語った。ロイター通信によると、スーダン側交渉団は国営スーダン通信に、合意が実行されるのは両国間の安全保障問題の解決後だと述べた。
南スーダンは内陸国で、石油輸出にはスーダンを通る既存のパイプラインを使う必要があるが、両国はパイプライン使用料で対立。南スーダンは1月に石油生産を停止し、両国軍はその後、国境地帯で衝突した。