安倍氏、「日銀の独立性」強調　発言を微修正

自民党の安倍晋三総裁は24日午前のTBS番組で、衆院選で政権を獲得した場合の金融政策について「政策目標は政府と中央銀行が協議し、あるいは政府が注文して目標をつくる」と述べ、政府と日銀が協調して大胆な金融緩和を実行する考えを改めて強調した。ただ「どうやって目標に到達するかは中央銀行が独立性を持って決める」と語った。

自身が主張する日銀による建設国債の買い取り手段に関しても「日銀は独立しているので、国債をどう買っていくかは彼らが決めていく」との認識を示した。党内外から「日銀の独立性を損なう」と懸念の声が出ていることを踏まえ、発言のトーンをやや修正した格好だ。