ヤフー、メール連動広告 事前同意で問題回避と判断
19日から
ヤフーはウェブメールサービス「ヤフー!メール」で、送受信したメールの文面に連動した新しい広告配信を19日から始める。同手法は総務省から、電気通信事業法で禁じる通信の秘密の侵害にあたる可能性を指摘されていた。ヤフーは利用者に広告表示の同意を事前にとる仕組みが整ったとして導入を決めた。
新手法「インタレストマッチ」では題名と本文を機械的に解析し、内容に関連が高い広告が表示されやすくなる。例えば、旅行に関する内容をやりとりしている人には旅行関連の広告が表示される。利用者に同意を事前に求めることや広告主側に個人情報がわたらない体制を整えた。ヤフーは「法的問題はないことを総務省側と確認した」としている。
ヤフーによるとヤフー!メール利用者(約1800万人)のうち「8月末現在で26万人が新広告配信を拒否する設定をしている」という。一方、米グーグルは日本で「Gメール」で同様の広告配信に乗り出している。