維新・松井氏「個別政党と組みたいとは思わない」
新グループ形成を強調
地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)の幹事長を務める松井一郎大阪府知事は22日の定例記者会見で、「どこかの政党と組みたいとは一切思っていない。皆さんが結集するための接着剤的な役割を果たしたい」と述べた。維新が国会議員を5人以上集めて政党化する場合は、超党派で政策が一致するグループを形成する考えを強調した形だ。
橋下氏、松井氏とみんなの党の渡辺喜美代表は20日に大阪市内で会談。松井氏は渡辺氏に「維新の政策を実現できる新しい政治集団をつくろう」と呼びかけたことを明かした。渡辺氏は「みんなの党は立党の精神に政界再編を掲げている」と応じたという。
ただ、松井氏は会見で「みんなの党とは政策は近いが、みんなに参加していないグループもある。みんなの政策を実現しようという動きは広がっていない」とも指摘。政党化に際してみんなの党に合流することには否定的な考えを示した。