東電に賠償資金497億円追加交付 原賠機構
東京電力は24日、原子力損害賠償支援機構から福島第1原子力発電所事故の賠償資金として497億円の追加交付を受けたと発表した。交付は9月の547億円に続き9回目で、累計額は1兆3763億円。原子力損害賠償法に基づく1200億円の補償金と合わせ、賠償向けに政府から受け取った総額は1兆4963億円になる。
23日までに支払った賠償金の総額は1兆3245億円。東電は11月末までの賠償金支払いに1兆4963億円が必要と見積もり、機構に追加交付を申請していた。
政府は5月に東電の再建計画を認定し、最終的に必要な賠償資金の交付枠を2兆5462億円と設定。この枠の中で、実際の支払いの進捗に合わせて、資金を順次交付している。
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