ピーチ、国内線5割増便 13年2月までに34便に
全日本空輸などが出資する格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションは21日、国内線の便数を2013年2月までに現在の1.5倍の1日あたり34便に増やすと発表した。関西国際空港と札幌や福岡、鹿児島などを結ぶ路線を増便する。搭乗率が7~8割と好調のため、需要開拓の余地が大きいと判断した。
同社は関空を拠点に札幌、福岡、長崎、鹿児島の国内4路線22便を運航中。12月に札幌線と鹿児島線を2便ずつ増やしてそれぞれ10便、6便にする。福岡線は13年2月に2便増の8便にする。今年10月から4便で運航する関空―那覇線も13年2月に6便に増やす。
同社は「まだ掘り起こせる潜在需要はたくさんある」としており、増便後も7割以上の搭乗率を確保できるとみている。
一方、国際線では6便の関空―ソウル線、2便の香港線に続き、10月からは台北線を2便運航する。12月には台北線を4便に増やす。関空と中国本土を結ぶ路線の開設も検討している。
同社は旅客機を現在の4機から13年夏までに10機に増やす計画で、新たな機材が届くたびに増便や路線開設に充てる。
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