菅前首相「原因、大半は震災以前」
民主党の菅直人前首相は11日、自身のブログで、昨年3月11日の東京電力福島第1原子力発電所事故について「原因の大半は2011年3月11日以前にある。これが私の結論だ」と指摘した。
原子力安全・保安院が原子力を推進する経済産業省の一部門だったことなどを列挙し「安全性軽視の象徴だ。しっかり監視できたとは思えない」と保安院を批判した。
国会の東電福島原発事故調査委員会が5日に発表した最終報告書では「首相官邸、規制当局、東電経営陣には準備も心構えもなく被害拡大を防ぐことはできなかった」と指摘している。
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