「2法案処理して解散」 自民総裁選5候補が足並み
党首会談に応じる意向
自民党総裁選に立候補した5氏は16日午前のNHK番組で、野田佳彦首相が民主党代表選再選後に呼びかける意向の党首会談に応じる考えを示した。2012年度予算の執行に不可欠な赤字国債発行法案と、衆院小選挙区の「1票の格差」を是正する定数の「0増5減」法案を臨時国会で成立させて衆院解散するよう首相に求める見解でも足並みをそろえた。
安倍晋三元首相は「党首会談を呼びかけたということは腹をくくったのだろう。必要な法案を処理して衆院解散する話し合いになるのは間違いない」と指摘。石破茂前政調会長は「(党首会談に)応じるのは当然だ。解散までの間、何もしないのではない。0増5減と赤字国債法案は通す。そして解散だ」と語った。
町村信孝元外相は「0増5減法案、赤字国債法案を一刻も早く成立させるのに必要な党首会談は大いにやるべきだ」と述べた。石原伸晃幹事長は「(首相が近いうち衆院解散を)国民に約束した以上は臨時国会で解散することになるし、そうなるように首相を後押ししていく」と主張した。
林芳正政調会長代理は「(首相と会談して)『これを一緒にやろう。その代わり解散しなさい』と言う。総裁に一任してもらってそれをやりたい」と語った。