民主・輿石氏「規制委人事は党議拘束」
民主党の輿石東幹事長は2日の記者会見で、原子力規制委員会の人事案に関する国会での採決に党議拘束がかかるとの認識を示した。「原則として党で決めたことには当然従ってもらう」と述べた。人事案を巡っては委員長候補の田中俊一・前原子力委員会委員長代理が「『原子力ムラ』の一人だ」として党内に慎重な意見が出ている。
これに関連して前原誠司政調会長は、原発事故収束対策プロジェクトチーム(PT)の荒井聡座長が田中氏の差し替えを求めたことについて「PT座長にそういう権限はない」と指摘。政調幹部会での決定が党議になるとの認識を示した。