日本製スマホ、世界シェア3.7%に低下
12年、総務省調査
総務省は10日、情報通信技術(ICT)に関連した製品の国際競争力について、2012年の調査結果を発表した。市場が急拡大するスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)で日本企業の売上高の世界シェアは3.7%となり、前年から5.3ポイント低下した。韓国サムスン電子や米アップルに押されて日本メーカーの存在感は一段と小さくなっている。
08年に始まった調査は今回で5回目。スマホは10年から対象に加わった。日本企業のスマホの売上高シェアは10年には10.2%だったが、この2年間で3分の1程度に縮小した。
地域別で企業のシェアの伸びが大きいのは韓国を含むアジア太平洋で、前年から約15ポイント上昇して39.9%となった。北米も33.7%と高いシェアを維持した。