民主に採決先送り論 規制委人事、党内の反発強く
民主党は29日、9月に発足予定の原子力規制委員会の人事案について、衆参両院での採決を先送りする方向で検討に入った。政府は規制委の委員長に田中俊一・前原子力委員会委員長代理を充てる方針だが、党内では過去の経歴から「原子力ムラ」出身者との反発が出ている。採決を強行した際に造反が出て、党内の亀裂が深まることを防ぐ狙いがある。
規制委の委員になるには衆参での同意が必要だ。政府は7月26日、規制委の委員長...
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