世界の稼働原発、426基と3基減少 今年1月時点
日本原子力産業協会が9日発表した世界の原子力発電動向によると、2014年1月1日時点で稼働中の原発は426基で前年より3基減った。新たに3基が稼働したが福島第1原発の5、6号機など6基が閉鎖した。米国で35年ぶりの新規着工があるなど原発の稼働は増加傾向にあり、建設中のプラントは81基と1992年以降では最多となった。
31の国・地域で原発が稼働していた。中国の2基とイランの1基が13年に新たに営業運転を始めた。中国や韓国など5カ国で8基の建設工事が始まり、アジアで建設中の原発は51基と、世界の6割超を占めた。