東北電、全電源喪失想定し東通原発で訓練
東北電力は24日、東通原発(青森県)で災害対策訓練を実施した。訓練は宮城県沖を震源とするマグニチュード(M)9.0の巨大地震が発生、津波で非常用ディーゼル発電機も運転不能になり全電源を喪失した事態を想定した。
日本原燃や東京電力、Jパワー(電源開発)など青森県内に稼働、建設中の原子力関連施設がある東北電以外の4社が初めて参加。訓練は各社から応援要員が集まり、支援本部を立ち上げるといった内容で、約150人が訓練に臨んだ。
東北電はこの日、女川原発(宮城県)でも同じ想定で訓練を実施。〔共同〕