核燃再処理施設でデータ送信障害 青森、試験に影響なく
経済産業省原子力安全・保安院は18日、日本原燃の核燃料再処理施設(青森県六ケ所村)の運転データを、国の緊急時対策支援システム(ERSS)に、一時送信できなくなるトラブルがあったと発表した。再処理施設では、ガラス固化溶融炉の試験運転を行っているが、保安院は試験運転に影響はないという。
保安院や日本原燃によると、送信できなかったのは18日午前6時25分ごろから午前11時40分ごろまでの5時間余り。常時送信している約200種類のデータのうち、冷却水の流量など約130種類のデータが送れなかったという。
日本原燃の社員がトラブルに気付き、保安院に報告した。保安院や原燃が原因を調べている。〔共同〕