橋下維新政治塾、10月メドに塾生が街頭演説
次期衆院選にらむ
地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)は7日、次期衆院選の候補者を養成する「維新政治塾」を大阪市内で開き、本格的な選考過程の一環として、10月をメドに塾生による街頭演説を実施する方針を示した。衆院解散・総選挙をにらみ、秋までには候補者を絞り込めるよう、体制を整える考えだ。
塾生は7日時点で888人。維新幹部によると、9月に全員を対象とした演説の室内練習を行い、演説の能力が高いと判定された塾生を、10月に街頭に立たせる。場所は大阪市内の駅前などを検討しており、大阪府外での実践は未定という。
この日の維新塾では、討議用のテキストとして、次期衆院選の公約となる政策集「維新八策」の改定案を塾生に提示。八策づくりに関わった元金融担当相の竹中平蔵慶応義塾大教授と元経済産業省官僚の古賀茂明氏が講演した。
塾生らによると、竹中氏は税制と社会保障などについて、古賀氏は成長戦略などについて話したという。その後、講演内容について10~20人ごとのグループに分かれ討論を行った。