楽天、サイト掲載写真をSNS投稿可能に
米ピンタレストと連携
楽天は4日、出資先で米国3位のソーシャルメディア、ピンタレスト(カリフォルニア州)と本格的に事業連携すると発表した。まず仮想商店街「楽天市場」など主要3サイトの商品ページに、掲載写真を利用者がピンタレスト上に投稿できるボタンを設置。気になる商品や旅行先などの写真を収集し、知人間で共有して使う。写真特化型の交流サイト(SNS)という特徴を生かし、電子商取引の販売増につなげる。
同日から連携したのは楽天市場のほか、旅行予約サイト「楽天トラベル」と、レシピ投稿・検索サイト「楽天レシピ」。各ページに「Pin It(ピン・イット)」と呼ぶボタンを設置した。利用者は好みの写真をボタン操作1つでピンタレスト上に収集できる。
ピンタレストは自分専用ページを作り、ネット上の写真を収集して張り付けたり、知人同士で共有したりして楽しむ無料サービス。ファッションやグルメ、スポーツなどの趣味を切り口に人々が交流しやすいため、楽天は電子商取引と組み合わせて販売増に役立てる考えだ。
米調査会社によると、ピンタレストには2月時点で世界に1780万人の月間訪問者がいる。