燃料プール冷却が一時中断 福島原発2号機
東京電力は8日、福島第1原発2号機の使用済み核燃料プールの冷却システムでポンプの異常を示す警報が出たため、ポンプを一時停止し、冷却が中断したと発表した。水漏れなどは確認されず、約1時間20分後に再開。停止中に水温は0.1度上昇した。
東電によると、塩分除去装置でフィルターを交換したため水の流量が一時的に変化し、ポンプの吸い込み圧力が下がったのが原因とみられる。
また東電は、4号機の使用済み燃料プールを1枚の鉄板で完全に覆うことを明らかにした。縦11メートル、横13.7メートル、厚さ4センチで重さ約60トン。11日に作業する。4号機の原子炉建屋は水素爆発して天井が抜けており、5階にあるプールにがれきが落下するのを防ぐ。プールには既に薄い金属の板などを敷いており、これを補強する。〔共同〕
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