小沢元代表「参院審議で増税阻止する」 会見要旨
■会見要旨
増税だけが先行するのは国民への背信行為で、嘘つきと言われても仕方ない。社会保障、年金、医療も我々の改革案を掲げて政権交代を実現した。それを一切棚上げし増税だけを先行するのは国民が決して納得しない。
多くの仲間とともに意思表示を明確にできたことは大変良かった。参院での審議を通じてもなんとか増税を阻止できるような努力をしたい。野田佳彦首相が「政治生命をかける」と述べた法案に反対したので、それなりの対応をしていかなくてはならない。
民主党が2009年の総選挙の時に訴えた原点に返ること、初心を思い起こすことが最善だと述べてきた。衆院解散・総選挙もかなり近いと予想される。いたずらに時間を経過するわけにはいかない。一生懸命努力し、近いうちにどうするか決断しなければならない。
(首相との再会談は)首相にその気持ちがあればいつでも応じたい。私の言っていることはすでに分かっていると思う。そのうえで話し合うならば喜んで会う。
■グループ会合での発言
本日、結束した行動を示すことができた。この状況はテレビを通じて全国に伝わり、それぞれの多くの有権者に見事に見えていたのではないか。国民の我々に対する支援は必ず増大していくと思うし、そのことを心から期待している。
これまで自分が先頭に立って民主党を引っ張ってきた。民主党を再生することを必死になって考えてきた。ベストの方法として、本来の民主党に戻すために今日まで全力で努力をしてきた。本日の採決によって難しい状況になってきていると思うが、まだ色々な角度を模索しながら、最善の道を追求していきたい。
ただ、いつまでも中ぶらりんの状況ではいられない。今はとにかく採決を終えてそれぞれの有権者の皆様が大変心配しているか分からないので、全員が選挙区に戻り、本日の行動について報告することが極めて重要だ。