「原子力委員長差し替えを」民主合同会議
民主党は2日午前、環境部門会議と原発事故収束対策プロジェクトチーム(PT)の合同会議を開き、原子力規制委員会の人事案を協議した。委員長候補の田中俊一・前原子力委員会委員長代理について「原子力ムラ」の一人だなどとして起用に慎重な意見が相次ぎ、原発事故PTの荒井聡座長は「人事案を出し直せないか検討してほしい」と政府側に要請した。
これに関連して藤村修官房長官は同日午前の記者会見で「ベストの案を国会に提示した」と述べ、人事案を変更する考えはないと強調した。民主党内の異論に関しては「各党で議論があるのは受け止める」と述べるにとどめた。
田中氏と4人の原子力規制委員会の人事は国会の同意が必要。民主党執行部は8月上旬の衆参両院本会議での同意を目指している。