米国株、ダウ大幅続落 景気の減速懸念で、エネルギー株が安い
【NQNニューヨーク=川内資子】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落し、前日比250ドル82セント安の1万2573ドル57セント(速報値)で終えた。6月のフィラデルフィア連銀景気指数など景気減速懸念を誘う経済指標の発表が相次ぎ、運用リスクを回避する目的の売りが広がった。金融大手ゴールドマン・サックスが米株式を売り推奨したことも投資家心理を冷やした。
原油や金など商品先物相場も大幅に下落し、収益が圧迫されるとの見方からエネルギーや素材株に売りが膨らんだ。ダウ平均は取引終了にかけて下げ幅を広げ、この日の安値圏で終えた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落し、同71.36ポイント安の2859.09(同)で終えた。