帰還進まず、人手不足が深刻 福島の避難指示区域周辺
東京電力福島第1原子力発電所事故の影響が続く福島県の避難指示区域周辺で、人手不足が深刻化している。製造業や小売り、介護など幅広い業種で求人の増加が目立つが、求職者数は低迷。放射線の健康被害を懸念した若い世代が、帰還に消極的なほか、賃金が相対的に高い除染作業との"競合"も背景にあるようだ。
昨年12月、川内村などが村内で開いた就職面接会。カメラ部品製造、畜産など7社が机を並べたが、2時間で訪れた求
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