山手線の落書き防げ スプレーはじく特殊塗料で覆う
JR東、ガード下など
落書き、もうさせません――。東日本旅客鉄道(JR東日本)は、山手線の周辺の落書き対策に本格的に乗り出す。鉄道施設やガード下の壁を特殊な塗料で覆い、スプレーやペンキによる落書きをはじくようにする。これまで同社が落書きを消しても、また繰り返される「イタチごっこ」の状態だったという。
白色の塗料などで落書きを消し、特殊な塗料でコーティングする。スプレー塗料などが付きにくく、付いた場合でも専用の洗剤を使うことで汚れを簡単にふき取れる。
特殊な塗料を使うため、1カ所当たりの費用は通常の2倍の約200万円かかる見込み。同社は5月末から、渋谷駅や原宿駅周辺のガード下などで落書き対策を始め、3年以内に100カ所で実施する予定だ。
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