前原氏、原発「再稼働なければ関西は計画停電」
民主党の前原誠司政調会長は13日のフジテレビ番組で、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働がなければ、関西地方は計画停電が必要になるとの見通しを示した。「再稼働しなかった場合、計画停電をするのかどうか。関西地方はそこまでしないといけなくなる」と語った。
計画停電を実施した場合について「医療機関などでは人の命にかかわる」と指摘。「(電力需給が)相当逼迫する中で、短期で再稼働のお願いをしている」と述べた。同時に「中長期的には脱原発依存だ」とも語った。
政府の電力需給を検証する需給検証委員会は大飯原発が再稼働しない場合に関西電力管内の電力が14.9%不足するとの報告書をまとめている。今後、強制的な節電である電力使用制限令や計画停電の必要性を議論する方針だ。
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