経産相、東電会長に下河辺氏「財界人以外でも失敗ではない」
枝野幸男経済産業相は20日午前の閣議後会見で、東京電力(9501)の新会長に弁護士で原子力損害賠償支援機構の下河辺和彦運営委員長の就任が決まったことについて「私は財界人へのこだわり全くない」と強調した。会長人事は民間経営者のOBに固辞され、最後まで難航した。「結果的に失敗では」との批判に対しては「少なくとも私はそう思ってない」と反論した。
下河辺新会長に対しては「いま直面している東電の状況を大きく質的に転換するところまではやっていただきたい」と指摘。東電の最優先課題は「賠償責任をしっかり進めていくことであり、安全な廃炉を進めていくこと」との考えを改めて強調した。〔日経QUICKニュース〕
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