ソーシャルゲーム、18歳未満の利用限度を月1万円に
DeNAなど6社が合意
グリーやディー・エヌ・エー(DeNA)などソーシャルゲームを運営する交流サイト(SNS)6社で構成する協議会は23日、第1回会合を開き、18歳未満の青少年の利用限度額を月1万円以下に設定することで合意した。これを受けてグリーは26日から、DeNAは6月をメドに、それぞれ自社のサービスでより厳しい制限を設けることを決めた。
ソーシャルゲームの利用環境整備を議論する「ソーシャルゲームプラットフォーム連絡協議会」には2社のほか、サイバーエージェント、ドワンゴ、ミクシィ、NHNジャパン(東京・品川)の4社が参加している。
グリーは26日から、ゲーム内で使える仮想通貨の購入金額を、15歳以下は月5000円、16~19歳は月1万円までに制限する。
グリーは携帯電話会社経由による決済では今月1日から同様の制限をかけていたが、クレジットカードや「ウェブマネー」「Edy(エディ)」といった電子マネーなど、他の決済方法に広げる。複数の決済金額の合計が制限額に達したら自動的に購入できないようにシステムを改良する。
DeNAは6月をめどに、15歳以下は月5000円、18歳未満は月1万円までに制限する。残りの4社も今後、具体的な対策を決める。
ソーシャルゲームを巡っては、子どもなど未成年者がゲーム内で使える珍しい「レアアイテム」を手に入れるために、「ガチャ」と呼ばれる有料の電子くじを複数回利用し、高額な利用料を請求されるケースが多発した。