オリンパス元社長 総会取り消し訴訟「週末に判断」
巨額の損失隠しを指摘して解任されたオリンパスのマイケル・ウッドフォード元社長は20日午後、日本記者クラブで記者会見した。オリンパスが同日開いた臨時株主総会について「取り消しを求める訴訟を起こすかどうか、週末の間に弁護団と相談して判断する」と話した。
ウッドフォード氏は、自らの解任理由をただした事前質問にオリンパスが総会で答えなかった点を挙げ、「会社法314条に基づいて、株主総会が無効となる可能性がある」と主張した。同氏の解任理由について「第三者委員会が報告したとおり『告発者だから』との理由であると新役員が素直に認めるのかどうかは、株主利益にとって重要な情報だ」と指摘した。〔日経QUICKニュース〕
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