日経平均が上げ幅拡大、9660円近辺で推移
13日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅をやや広げ、前日比140円ほど高い9660円近辺で推移している。前日の米株式相場が大幅上昇した流れを引き継ぎ、主力の輸出関連株を中心に幅広い銘柄に買いが入っている。指数寄与度の高いファストリとファナックがともに大幅高となり、日経平均を押し上げている。
市場では「(人工衛星と主張する)北朝鮮のミサイル発射が失敗に終わり、懸念材料のあく抜け感が広がった」(ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長)との声が聞かれた。日米の金融緩和期待から銀行や証券など金融株が買われている。
東証株価指数(TOPIX)は堅調。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7306億円、売買高は同8億5077万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1165、値下がりは318、横ばいは162だった。
ファストリが大幅続伸し、上昇率は8%を超えた。ファナック、三菱UFJ、三井住友FG、野村、第一生命が大幅高。キヤノン、ホンダ、コマツが買われている。半面、ソニーが大幅安。パナソニック、セブン&アイ、ブリヂストンが軟調。関西電など電力株が安い。
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