エアアジアX、中部―クアラルンプール便就航を発表
マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジアグループで中・長距離路線を担うエアアジアXは18日、来年3月に中部国際空港とクアラルンプールを結ぶ直行便を就航すると正式に発表した。愛知県などからの要請を踏まえたもので、週4便を運航する。同路線はマレーシア航空が2008年1月に撤退して以来、6年ぶりに復活する。
名古屋市内で記者会見したアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)は「名古屋は経済や文化の中心で、十分な需要が見込める」と述べた。中部―クアラルンプール間の最低運賃は6990円。CEOは「マレーシアからの観光客も呼び込める」と語り、相互に観光需要を喚起できると強調した。
同空港に就航するLCCで国際線を運航するのは韓国のチェジュ航空に次いで2番目。同じグループだったエアアジア・ジャパン(現バニラ・エア)は今年9月に中部空港から撤退している。