アコーディア・ゴルフ、コンプライアンス問題で調査
東証1部上場でゴルフ場運営大手のアコーディア・ゴルフの秋本一郎取締役専務執行役員は17日、東京都内で記者会見し、同社の竹生道巨社長が「数千万円の会社資金を私的流用した疑いがある」として、コンプライアンス(法令順守)違反に当たると訴えた。これに対し、会社側は社外取締役全3人による「特別コンプライアンス委員会」を11日に設置し、事実関係について調査していると発表した。
秋本取締役によると、3月22日付で同社の大株主から、竹生社長が交際する女性らにゴルフ場のモニター名目などで会社から金を支払ったり、取引業者に住居費を負担させたりしているなどとする指摘があったという。社内のコンプライアンス委員会委員長だった秋本取締役が調査を始めようとしたところ、4月11日までに役職を解任されたとして記者会見した。
一方、会社側は、経費の利用などで不適切な点があるのではないかとの問題については、竹生社長と秋本取締役を含む社内取締役4人全員が調査対象だとしている。