沖縄7市町村でトラブル 北朝鮮ミサイル警戒訓練
総務省は5日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「人工衛星」の打ち上げに備え、沖縄県の26市町村で実施した大規模災害の緊急情報を住民に知らせる全国瞬時警報システム(J-ALERT)の情報提供訓練で、7市町村の防災行政無線で音声が流れないトラブルがあったと発表した。地域設定の誤りや防災無線の不具合が原因としており、早急に改善策を講じる方針だ。
J-ALERTは国が衛星を通じて自治体に緊急情報を伝える仕組み。ミサイルの発射確認から1~2秒で伝わり、防災行政無線で国民に警報できる。2007年に運用を始めたが、自然災害以外での活用は初となる。
北朝鮮は4月12~16日の間に、事実上の長距離弾道ミサイル実験とみられる「人工衛星」の発射を予告している。