NYタイムズ電子版、無料記事を半減 4月から
有料会員は約45万人
【ニューヨーク=清水石珠実】米メディア大手ニューヨーク・タイムズ(NYタイムズ)は20日、傘下のニュースサイトで無料閲覧できる記事数を従来の20本から10本に減らすと発表した。対象となるのはNYタイムズ紙の電子版「NYタイムズ・ドット・コム」で、4月から変更する。閲覧数が10本を超えた読者に対しては、4週間で約15ドルの有料会員になることを促し、購読料収入の増加を狙う。
同社が電子版の一部有料化に踏み切ったのは昨年3月。導入から約1年を経過した現在、有料会員数(電子書籍向けの配信サービスなどを含む)は約45万4000人となった。昨年末時点(39万人)から16%増加した。