JRA、54年ぶりに赤字 震災復旧費用など響く
日本中央競馬会(JRA)は21日、2011年の純損失が約63億4420万円となり、収支が1957年以来、54年ぶりに赤字になったと発表した。この日開かれた経営委員会で議決された。
2010年には約40億円の純利益があったが、昨年は東日本大震災に伴い、被災地への義援金で約50億円を拠出。福島競馬場の復旧工事費用なども合わせて震災関連で約106億円がかかったことなどがマイナスにつながった。
投票券などの事業収益は10年比で約1376億円減の約2兆3062億円。国庫納付金総額は約2293億円となる。〔共同〕