4月から「リョーマの休日」 高知県が観光キャンペーン
高知県は4月から「リョーマの休日」と銘打った観光キャンペーンを始める。3月末に観光イベント「志国高知 龍馬ふるさと博」が閉幕するのを受け、大型イベントによる誘客戦略を見直し、体験型観光や食の催しなどを組み合わせたツアーの売り込みを強化する。
「リョーマ(RYOMA)」は、「ロマン=R」「やすらぎ=Y」「おいしい=O」「学び=M」「アクティブ=A」の頭文字。昨年10月に県観光特使に就任したタレントの大橋巨泉さんが「昔、ローマの休日、いまやリョーマの休日」と語ったことから発案した。
「わざわざ行こう! 志国高知へ」をキャッチフレーズに、5つのテーマごとにお薦めコースを紹介する。「ロマンの休日」は坂本竜馬や長宗我部元親らの関連施設などを巡り、「やすらぎの休日」は県立牧野植物園などで花や森林浴を楽しむ。
「おいしい休日」は、高知市の日曜市や中土佐町の久礼大正町市場などをたどり、「学びの休日」は室戸ジオパークや森林鉄道遺産などをPR。「アクティブの休日」は四万十川や仁淀川でのカヌー体験やホエールウオッチングを薦める。
県は全国から募集した「リョーマの休日」のロゴを決定。近くPRパンフレットを10万部作り、首都圏や関西圏でのPRを強化する。