ガソリン、11カ月ぶり高値 1リットル152.6円
ガソリンの店頭価格が11カ月ぶりの高値をつけた。石油情報センターが14日発表した12日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は1リットル152.6円と前週に比べ3.4円上昇した。イラン情勢の緊迫化で原油の高騰が続いており、石油元売り会社の卸価格引き上げが波及した。
高知県を除く46都道府県で値上がりしており、「今後もガソリンの上昇基調は続く」(同センター)との声が多い。
灯油は1缶(18リットル)1730円と3年4カ月ぶりの高値に達した。前週比で25円高く、10週連続で値上がりした。3月に入りコープさっぽろ(札幌市)が値上げするなど灯油価格の指標になる生活協同組合が価格を引き上げたため、給油所の価格上昇につながった。
ハイオクガソリンは同3.4円高い1リットル163.4円。軽油は1リットル132.5円と同2.7円上昇した。