円、対ドルで一時81円台に 7カ月半ぶり安値
NY市場、対ユーロは109円台まで下落
【NQNニューヨーク=滝口朋史】24日午後のニューヨーク外国為替市場で、円相場は下げ幅を拡大し、一時1ドル=81円ちょうどと昨年7月8日以来ほぼ7カ月半ぶりの安値を付けた。米景気の回復が続いていることを示す経済指標が相次いでいるうえ、円が対ユーロで売られていることも円売り・ドル買いを誘っている。
23日にギリシャ議会が同国債を保有する民間債権者に対し、元本の削減や新たな国債との交換を求める法案を可決。欧州債務問題に対する警戒感が後退し、ユーロを売り立てていた投資家によるユーロの買い戻しが続いている。円は対ユーロでは一時1ユーロ=109円03銭と昨年11月1日以来ほぼ4カ月ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。
米東部時間午後3時15分現在、円は前日比95銭円安・ドル高の80円90銭~81円00銭、対ユーロでは前日比2円ちょうどの円安・ユーロ高の108円90銭~109円00銭で推移している。