千葉県、戦後初の人口減少 震災影響か
昨年の千葉県の人口が、戦後初めて減少に転じたことが30日、県の推計調査で分かった。県は少子高齢化に加えて、東日本大震災の影響を受けたとみている。
調査によると、1月1日現在の千葉県の人口は620万6334人と、前年比1万693人減少。月別では昨年5月から減少傾向に転じていた。
地域別では、東京のベッドタウンとして増加傾向が続いていた市川市や浦安市、松戸市などで、県外からの転入が大幅に減少した。
県は少子高齢化で人口減少に転じる時期について2017年と予測していたが、震災による液状化や東京電力福島第1原発事故の影響があったため、この予測が早まったとみている。〔共同〕
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