APEC警備本格化 横浜でマンホール2000カ所封印
アジア太平洋経済協力会議(APEC)が7日、横浜市で始まり、神奈川県警は会場周辺の「みなとみらい(MM)21地区」にある約2千カ所のマンホールを封印、警備犬を使って爆発物を検索するなど、警備を本格化させた。
この日は警察官がマンホール一つ一つを開け、不審物がないかを確認、開けられた場合にすぐに発見できるよう、シールを張って封印した。また、警備犬を伴って周辺を巡回し、植え込みなどに不審物がないかも点検した。
県警はAPEC開催中、全国から応援派遣された約1万4千人を含む、最大で計約2万1千人の警察官を警備に投入。会場直近の立ち入り禁止区域は高さ3メートルのフェンスで囲われ、周辺の駅や道路、集客施設を多数の警察官が警戒している。
この日は一部では、検問の前で10台ほどの車が並んだ。13日からの首脳会議に向け交通規制や検問はさらに厳しくなる。
県警APEC対策課は「不法活動の未然防止など、万全の警備ができるよう取り組む。住民や観光客に不便をおかけするが、ご理解とご協力をお願いしたい」と話している。